どの司法書士に依頼するか

司法書士を選ぶ

更新日:2021-02-21
「不動産を購入する際に依頼する司法書士はどうやって選べばいいの?」
「不動産屋さんから司法書士を紹介されたけど自分で選びたい!」

このように思っていらっしゃる方も中にはいらっしゃいますよね。

本稿では不動産を購入する際の司法書士の選び方、決め方について解説していきます。

司法書士の知り合いがいらっしゃらない方の参考になれば幸いです。

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不動産購入時の司法書士の選び方

choice

不動産を購入する際、通常司法書士が登記手続きを担当します。

司法書士を選ぶ権利があるのは基本的に登記費用をお支払いする方です。

マイホームを購入する際の登記手続きの費用は買主が負担しますので、司法書士を決める権利は買主にあります

不動産業者に紹介された司法書士

営業マン

買主様に司法書士の知り合いがいない場合や、特に登記手続きについて要望がない限りは、通常不動産業者に紹介された司法書士が登記手続きを担当します。

普通に暮らしていて司法書士と知り合うことはあまり多くないと思いますので、不動産業者に紹介された司法書士が、ご自宅の登記を担当することが多いです。

不動産業者はいつも依頼している司法書士事務所の方が融通が利いたり、信頼もあるため不動産業者の紹介した司法書士に依頼することを勧めます。

ただし、この紹介された司法書士事務所の登記費用が異様に高い場合は要注意です。

この登記費用の中に不動産業者に対する紹介料(キックバック、バックマージン、リベート)が含まれている可能性があります。

簡単にいうと本来の司法書士報酬に不動産営業マンに支払うキックバック代を上乗せして請求する悪徳司法書士事務所が存在します。

通常の商慣習として、紹介料の支払いというのはB to Bのビジネスにおいては当たり前のように行われており、法で規制されている業種もほとんどないかと思いますが、司法書士が依頼を頂く代わりに紹介料を支払うというのは司法書士法違反です。

これは司法書士の懲戒事由に該当します。
※当事務所では一切紹介料の支払いをしておりません
不動産業者に求められた場合でもお断りしております

ごく一部の司法書士はこの紹介料の支払いに応じて継続的に依頼を受けているようです。

このような紹介料の支払いを求める不動産業者と継続的に関与することは、事務所経営は潤うかもしれませんが、その費用を負担するのは一般の方です。

何も情報発信等していないのに大規模な事務所だったりする場合は、地道な営業活動の成果かもしれませんが、このような紹介料の支払いを常とするような事情があるのかもしれません。

一般的に不動産業者から紹介された司法書士事務所の登記費用は高いことが多いですが、融資がある場合であって普通のマイホーム購入であれば、司法書士の報酬が高くても12万円から15万円位の価格であれば妥当な登記費用かと思います。

当事務所もこちらのサイトをご覧になっていないお客様や不動産業者からのご依頼であれば、当事務所の報酬基準票に則ってお見積りをお出しするため、この位の価格になることが多いです。

ただし、地方の司法書士事務所の詳しい相場はわかりかねますが、一般的に都心の司法書士事務所より安いという印象です。

金融機関に紹介された司法書士

bank

マイホームを購入する際に金融機関から紹介された司法書士事務所が登記手続きを全て担当することもあります。

この場合も、お金を貸す側である金融機関がいつもやり取りしている司法書士のため、色々と融通が利いたり、信頼しているため勧められます。

ただし、都心の方ですとマイホーム購入の登記手続きについては、金融機関から紹介された司法書士が全て登記手続きを担当するということはあまりありません。
不動産業者から紹介された司法書士が担当することの方が多いためです。

これは金融機関からしてみれば、住宅ローンを借りてくれるお客様を紹介しているのは不動産業者であるため、不動産業者の要望が優先されるためです。

ただし、住宅ローンを借りるケースでよくあるのが、ネット銀行(店舗を持たない銀行の総称です)の指定の司法書士のケースでは、基本的には抵当権設定登記手続きについてはネット銀行指定の司法書士事務所が登記手続きを担当します。

これは登記手続きに関する窓口を一つの司法書士事務所に一本化したいという事情があるからなのでしょうか。

ネット銀行指定の司法書士の場合ですと、基本的には抵当権設定についてはこの指定の司法書士事務所でしか登記手続きが出来ません。

また、所有権移転登記については、これは原則通り、登記費用をお支払いする買主様が司法書士を選べます。
この場合複数の司法書士事務所が決済の現場に来るケースがあります。

金融機関から紹介された司法書士事務所で登記手続きをするケースでも、不動産業者から紹介された場合と同じ位の登記費用ということが多いです。

不動産を購入する時の所有権移転登記について詳しく知りたい方は『不動産購入時の所有権移転登記って何?具体的な費用と報酬の相場について解説』をご覧ください。

抵当権設定登記について詳しく知りたい方は『抵当権設定登記って何?費用のシミュレーションと流れを解説』をご覧ください。

買主様ご自身で依頼した司法書士

インターネットで検索

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インターネット等で検索して依頼した場合等です。

この場合は、司法書士の報酬が公開されているケースが多いため、報酬が比較的安い傾向があります。

また決済業務をメインに取り扱っていれば安心して手続きを依頼出来るかと思います。

報酬が公開されているため、その費用以上に実際はかかるといったこともないと思いますし、紹介料等が発生する余地もありませんので、比較的安価でお受けしていただける可能性が高いです。

友人、知人の司法書士

握手

買主様の友人や知人の司法書士であれば、安く登記手続きをして頂ける可能性は高いかと思います。

ただし、依頼した後に実際は登記費用が高かったりした場合でもお断りしずらい可能性も出て来ます。

また、どうしても不動産のお取引は、色々な個人情報を扱いますので、住宅ローンの融資金額、売買代金、手付金等、依頼者によっては知られたくない情報を友人、知人の司法書士が知ってしまうということも考慮した方が良いかもしれません。

どこに依頼するのが一番?

悩む女性

安さだけでお考えであれば、友人、知人の司法書士に依頼するのが特別価格で受けてもらえる可能性もありますので、一番安いかもしれません。
ただし、上述したようなことも考慮する必要があります。

次に安いのはホームページやインターネットで司法書士報酬を公開している事務所でしょう。

当事務所ではインターネット経由のお客様を大切にしたいという思いから、当サイトを経由してご依頼いただいたお客様のみ、司法書士報酬一律66,000円(別途消費税)or 99,000円(別途消費税)で承っております。

この2つ以外の例外はありません。こちら以外の費用を後々頂くといったこともございませんので、ご安心ください。

不動産業者や金融機関に紹介された司法書士事務所は割高の傾向がありますので、安さだけで検討する場合は、あまりお勧めしませんが、不動産業者や金融機関が継続的に付き合いのある司法書士事務所という点では、安心感がありますので、検討してみてください。

どんな登記の内容でも司法書士報酬一律定額

当サイト経由でお問い合わせをし、ご依頼を頂いた場合司法書士報酬一律定額66,000円(税込72,600円)or99,000円(税込108,900円)でお手続きいたします。

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